フリーターもパソコンスキルと電話対応スキルを高めるべし

最終更新日 2021年3月11日

監修・著者 転職コンサルタント 山田 元春

パソコンスキルは非常に大切

近年職場をめぐる環境は大きく変わってきています。短時間正社員制度やフレックスタイム制の導入、女性の社会進出など、かつての日本の業務体系とは異なる点がいくつもあります。別の大きな変化はITです。ITという言葉は頻繁に耳にする言葉ですが、日本にある多くの会社でパソコンやインターネット技術は欠かせないものになっています。

 

自営業を営む方の中にも、ITを駆使しているという方は少なくないでしょう。パソコンやタブレット、スマホなどをビジネスツールとして活用する場面は非常に多くあります。インターネットFAXのように、従来のアナログの通信手段と最新のデジタルツールとつなぐサービスも注目されています。このように ITは ますます日本の就労環境の中で市民権を得るようになっています。そのためパソコンスキルを可能な限り伸ばすことは、就職活動に大切な要素です。

 

朝日新聞デジタルの調査では、約9割の人事担当者が就活生パソコンスキルは必要と回答してくています。この調査では「とても必要」と回答している担当者は45.5%、「やや必要」と回答した担当者は47.3%いました。それに対して「あまり必要ではない」と回答した担当者は5.5%、「全く必要ではない」と回答した担当者は1.8%にとどまりました。この結果を見ればパソコンスキルは今や就職活動においてコアの一つであることが明らかです。

どのようなスキルが必要か

一口にパソコンスキルと言っても様々な種類があります。日本的にパソコンスキルといった場合、単にパソコンの電源を入れられる事や、タイピングができる、メールが送れるといったスキルにとどまらないことは確かです。同じ調査では9割の人事担当者がプレゼンテーション資料作成や、集計や分析、文書の作成、情報収集などが必要なスキルとしてあげられると回答しています。

 

プログラムの作成能力やデザインの作成能力など、より専門的なスキルに関しては必要度はそれほど高くないものの、これらの応用スキルに関しては必須スキルの範疇として含まれています。さらに別のデータとして、98.9%の企業が Microsoft Office を導入していることも分かりました。そのためOfficeソフトを使いこなせるスキルがあるということを証明するために、MOSなどの資格を取得しておくことは賢明です。

電話対応スキルも大切

パソコンスキルだけではなく電話対応スキルも大切です。全く電話を活用しないと言う職場は別として、多くの会社では何かしらの電話をかけたり受けたりすることがあるでしょう。クライアントと電話のやり取りがある場合、対応スキルは欠かせません。会社の一員として働く以上、相手に対する言葉遣いや話し方に留意することで、会社の評判を保ち、クライアントとのコミュニケーションを円滑にする事ができます。 そのため「電話応対技能検定」などの資格を取得しておくことも役立つでしょう。

監修・著者 転職コンサルタント 山田 元春

転職エージェントとして、仕事探しのサポートをしています。第二新卒やフリーターの方もご希望の仕事に就けるようアドバイスしていますので、このサイトでも役に立つ情報を発信していきます。 これまでの就職活動でうまくいかなかった方もやり直しができるようしっかりとお手伝いさせてもらっています。

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