正社員になると有給休暇の取得や福利厚生で旅行ができる

最終更新日 2021年3月11日

監修・著者 転職コンサルタント 山田 元春

有給休暇とは

旅行が好きだという事にとって、有給休暇や福利厚生の内容は会社選びにおいて大切なポイントとなります。これらの制度が充実しているかによって時間やお金の面から旅行への行きやすさが変わるからです。有給休暇とは労働基準法第39条で認められた権利であり、休暇を取りつつも賃金が発生するという仕組みです。

 

法律上は雇用の日から6か月の時点で10日間付与されることになります。そしてその後は1年ごとに付与されます。このような仕組みは日本だけではなく世界の他の国々でも見られる仕組みです。日本は有給休暇を取得する率が実は50%を切っていて、世界的にも低い水準であるという事実があります。有給休暇が消化されない理由としては「単純に会社が忙しくてその暇がない」、「会社に迷惑がかかる」といったものがあるでしょう。とはいえ有給休暇の有無は会社選びの大きな基準の一つとなることは確かであり、会社によっては高い規準を持っている所もあるでしょう。

取得するための条件

さてこの有給休暇の付与条件は、6ヶ月以上継続して勤務していることと、全労働日の80%以上出勤していることが条件となります(労働基準法の基準を下回らない限り、会社は自由に有給休暇を設定することができます)。この有給休暇の取り決めに正社員とフリーターの差はありません。どちらの場合の有給休暇を受ける権利があります。ただし付与される日数の差はあります。

 

仮に週の労働時間が30時間以上か、所定労働日数が週5日以上または年間217日以上の場合はフリーターも正社員も同じ有給休暇日数が付与されます。しかしこの条件を満たしていない場合は、付与日数が変わります。一般的にはフリーターは正社員よりも労働日数や労働時間が少ないもののため、付与日数の差がある程度生じる可能性は十分考えられます。有給休暇を利用すると自分の時間ができ、旅行を楽しむこともできるため、就職先候補を考える際に有給休暇の取りやすさはやはり大事な要素となります。

福利厚生も重要

有給休暇に関してフリーターと正社員の違いはあまりないものの、福利厚生による違いが発生することは珍しくありません。福利厚生の一環として社員旅行を導入している企業も多いですが、福利厚生の対象としてフリーターが含まれないケースも少なくありません。旅行やイベントが好きな方の場合は正社員として働く方がメリットが大きいのが一般的です。

監修・著者 転職コンサルタント 山田 元春

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