フリーターから正社員に就職後の福利厚生
最終更新日 2021年3月11日
監修・著者 転職コンサルタント 山田 元春
福利厚生とは
現在フリーターの方で就職活動をされているという場合、福利厚生という言葉を頻繁に聞くことがあると思います。福利厚生とは通常仕事量に対してもらえる賃金に加えて、労働者が受け取ることができる報酬やサービスのことです。福利厚生は多くの企業において、そのサービスの対象となるのが労働者だけではなく、配偶者や家族なども含まれるようになっています。
多くの企業が福利厚生を取り入れている理由としては、人材確保のためという点が挙げられます。福利厚生がどれほど充実しているかによって従業員はその会社への就職意欲が高まります。 実際「日本社宅サービス」が行った調査によると、新入社員が会社を選ぶポイントとして重視しているのはまず給与ですが、その次に福利厚生が挙げられています(2010年9月時点での調査)。これは休日よりも高い位置にあります。
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福利厚生の構成要素
福利厚生は大きく分けて法定福利厚生と法定外福利厚生とに分けることができます。法定福利厚生は読んで字のごとく法律で定められた福利厚生のことです。つまり企業として実施しなければいけない最も基本となる福利厚生です。この福利厚生には雇用保険や介護保険、厚生年金保険、労災保険、健康保険などが含まれます。これらの社会保険料の一部第一話全部を会社が負担するのが法定福利厚生です。ちなみに児童手当拠出金の納付もこのカテゴリに含まれています。
日本法定外福利厚生は会社がそれぞれ定めている福利厚生のことです。代表的なものとしては住宅手当や家賃の補助、家族手当、交通費、介護支援、社員食堂、フィットネスジム、託児施設、結婚や出産に伴う祝い金の支給、社員旅行、クラブ活動などが挙げられます。これらのサービスや報酬がいかに充実しているかによって、就活を行っている方は働きやすさを判別します。端的に言えば福利厚生が充実している会社であるほど人材確保が容易になります。魅力的な福利厚生を提供している会社はメディアで取り上げられることもあり、その結果PRやイメージアップにもつながります。
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就職活動する時はしっかりチェック
現在フリーターの形でこれから就職活動を行おうと思っている方は、休日や会社の位置、給与面だけではなく福利厚生もしっかりチェックするようにしてください。女性の方の場合は、結婚や出産に伴って会社がどのような措置を講じてくれるのかも大切な点となります。子供を持ちたくても会社の都合上それが難しいという場合は珍しくないでしょう。しかしこの辺で福利厚生をしっかりしている企業の場合は、託児所を設けていたり、産休や育休面で理解があるはずです。
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